【特別企画】子供の成長に寄り添うシンプルな木の椅子を作りました。

この度、私たちSu-Cueでは木工房carft × craftさんにご協力いただき、子供に贈るためのシンプルな木の椅子を制作しました。

名前は『はこっと』。

子供の成長に合わせて、椅子に、机に、本棚にと用途を変えて長く使える道具です。

【商品サイト】はこっと – 子供の成長に寄り添う、シンプルな木の椅子

「大切な子供にどんなものを贈りたいか?」と夫婦でいろいろ考えて完成に至った商品です。

今回はこの商品がどのように誕生したか、その事を少しだけ書いてみようと思います。

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ことの始まりはSu-Cueを運営する私たち夫婦に子供が産まれたところから。

初めての育児に忙しない日々を送っていた私たちには「子供に何か特別な贈り物がしたい」という気持ちが芽生えていました。

高価なものを、という話ではありません。

なにか子供の毎日に寄り添って成長を見守れるような、出来れば長く使って子供も愛着を持てるような、そんなものがあったら良いなぁと思っていました。

そういう漠然としてイメージはあるものの、具体的なものまでは固まっていなかったある日、私たちは北海道の東川町等で行われている『君の椅子』プロジェクトを思い出しました。

(その町に産まれてきた子供たちに唯一無二の「椅子」を贈る取り組みです)

「これだ…!」

そして木工なら頼れる人が身近にいました。

ちょうどその頃別件でやりとりさせて頂いていた木工房carft × craftの渡来さんです。

私たちは「これならやれるんじゃないか」と思い、ついに方針が決定。

子供のために特別な椅子を作ろうと決め、どんな椅子が良いか夫婦でイメージを固めていきました。

最終的に決定したコンセプトは「子供の成長に寄り添える道具を」。

子供向けの道具は、成長によってどんどんサイズが合わなくなるためどうしても使う期間が短く限定される事が多いものです。

だけどそんな中で、小さな頃から大きくなるまでずっと使える、そうやって長く愛着の持てる道具にしようと大まかなカタチや用途を考え、ラフスケッチを用意。

そんな私たちのふわっとした構想を、相談に乗ってくださった渡来さんは具体的な形に落とし込んでくれました。

素材や仕上げ、子供が使うものなら…などなど、僕らだけでは考える事が難しい部分を一緒に考えてくれた渡来さんには感謝の言葉しかありません。

そうして完成したのがこの『はこっと』です。

まず”椅子”として。

直方体で逆さまに置いても自立できるため、ひっくり返せば座面の高さを変えられます。

初めは低い座面を使い、背が伸びてきたら高い座面にする。成長やシーンに合わせてちょうど良い方を使いましょう。

または”机”として。

椅子の背面を上に置けば、子供のための机に早変わり。

私たち親は使わない自分だけの机で、子供は何をするのでしょう。

そして最終的には”本棚”として。

直線的な形なので、椅子として使わなくなっても本棚としても使えます。

私たちが想定しているのはこういった使い方ですが、シンプルな形のため活かし方は他にもあるかもしれませんね。

初めは自分たちの子供のためにと作っていましたが、なんだか良いものが出来そうだったので、せっかくだから余分に3つだけ多く作り、販売してみることにしました。

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これが『はこっと』が完成するまでのあらましです。

オーダーメイドで数個だけ作ったものなので安い価格ではありませんが、同じような贈り物を子供にしたい方へ届いたら嬉しいなと思います。

【商品サイト】はこっと – 子供の成長に寄り添う、シンプルな木の椅子

書き手
スキュー編集部

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